仕事をストップさせないための思考術

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自分の進めている仕事をできる限りストップさせないために持っておくと絶対有利になる考え方があります。
それは「仮説で考える」という考え方です。
これは、私の上司から教わった仕事の進め方(考え方)のテクニックです。
「仮説で考える」というのは、決してすべてのものごとを仮説で考えなさいということではありません。
もちろん事実で考えるにこしたことはありませんが。しかし、実際の仕事の中では事実がわかっていない、もしくは事実が分かるまでに時間がかかるといったシーンが多いです。
そして、その事実が分からないために仕事を前に進められないという状態がしばしば発生します。

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このようなときに、「仮説で考える」という進め方を知っているのと、知っていないとでは仕事の成功率や処理量にも大きな差が出てきます。
shikaku.gif たとえば
例えば、あるWebシステム改訂プロジェクトで既存Webサイトへの1ヶ月のアクセス数をもとにサイトのパフォーマンス設計を行わなければならないとします。
しかし、そのアクセス数情報を出してくれるのは別部門の担当者で、アクセス数(事実情報)を集計するまでに2週間はかかると言われました。
システム改訂のスケジュールとしてはパフォーマンス設計を2週間後には終えなければなりません。
このような時にサイトへのアクセス数情報(事実情報)をそのまま待っていては、パフォーマンス設計はその後になり、全体スケジュールに影響がでてしまいます。
ここで、「仮説で考える」を適用するとどう進められるでしょう。
まず、そのサイトがどのようなサイト、ジャンルなのか?を確認し、そのサイトが将来的に人気が出てくると仮定します。そうすると、世の中的に同等のサイトのアクセス数情報をインターネットからサーチして参考数字を利用することができます。
もしくは、改訂後の目標利用者数情報があるのであれば、その利用者数が1カ月に毎日利用して、多くて平均10ページにアクセスすると仮定すれば、自動的に「目標利用者数×30日×10ページ」で1カ月のアクセス数を把握することができます。
そして、これらの仮定ではじき出した数字情報(仮定情報)をもとにパフォーマンス設計を進めます。最後に、2週間後に事実情報が出てきたときに微調整をするのです。
ここでのポイントは仮定情報をいかに事実情報に近づかれるかです。さらに言うと、仮定情報は多めに見積もった情報にしておくことです。
この例でいうと、アクセス数を事実情報より少なく仮定してしまうとパフォーマンス設計自体がやり直しになる可能性があります。
しかし、事実情報を仮定情報に包括する形で考えていれば、最後に仮定情報を事実情報に置き換えた場合にも問題が発生せず、やり直しをする必要もありません。
shikaku.gif 意外に仮説で仕事は進められる
もちろん、この「仮説で考える(仮定情報で進める)」ということがすべての仕事・タスクにあてはめれるものではありませんが、私の経験では、完全で確実な情報が必ずそろっていないと進めれないという仕事(タスク)はそう多くはないという認識です。
意外に多くの仕事が仮説情報で進められるものだったり、実際に進められていたりします。
shikaku.gif 最大のメリットは仕事の遅れを防止できる
この「仮説で考える」の最大のメリットは仕事(タスク)遅れの防止につながることです。
「仮説で考える」クセをつけると仕事をストップすることが少なくなります。
事実情報がないと進められない仕事(タスク)にぶつかったら、それは本当に事実情報がないと進められないことなのか?完全な事実情報がなくてもそれに近しい情報で進められないか?ということを考えるのです。
常に問題や課題が発生した場合に、仮説で前に進めていくことができないか?を考えるようにしましょう。
そのように考えて進めるだけで仕事の遅れを防止し、仕事のこなす量を大幅に増やすことができます。
ぜひ、この「仮説で考える」という仕事の進め方を活用してみてください。

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