AWSサミットに参加。ITインフラにおける時代の移り変わりをあらためて感じた。

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AWSサミット東京2014

先日東京で行われたAWS(Amazon Web Service)サミット東京2014と呼ばれるイベントに行って来ました。

ITインフラ関連のイベントで、こういうイベントに参加するのは初めてだったんですが、いろいろと最新の動向がつかめておもしろかったので簡単にレポートです。

イベントは7/12、18の2日間にて行われていましたが、私が行ったのは18日です。

イベントとしては朝から晩までセッションと呼ばれるAWSに関連するさまざまなトークショーがあり、自分の興味のあるセッションに参加できる形式でした。

予約はして行ったんですが、それでも自分の聴きたいセッションは満員で、聴きたいことすべてが得られたわけではありませんでしたが、それでもどのセッションもためになり勉強になりました。

AWS Summit Tokyo 2014 ~「あなた」のクラウドがここに~ | 2014年7月17日(木)~18日(金) アマゾン ウェブ サービスの無料クラウドカンファレンスが東京2Days 開催!

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目次

AWSとは

IT業界の方であれば、知らない方は少ないと思いますが、超簡単に説明です。

AmazonWebServiceの略で、みなさんご存知の世界的なネット通販大手のAmazonが展開するオンラインサービス群の総称です。
といっても分からないですよね。もう少しイメージしやすく言えばサーバの貸し出しサービスでしょうか?(それでもIT系じゃないとわからないですね。。すみません。)

一般の方からすればAmazonと言えばネット通販サイトなわけですが、IT業界でそんなビジネスも展開しているんです。

クラウドコンピューティング なら アマゾン ウェブ サービス | 仮想サーバー、ストレージ、データベースのための Amazon のクラウドプラットフォーム(AWS 日本語)

大手企業のITインフラもどんどんクラウド化が進んでいる

朝から晩までいろいろなセッションに参加してみて感じたこと、それは大手企業のITインフラもクラウド化が急速に進んでいると言うことでした。

もちろん、全体としてはまだまだなのかもしれませんが、今回のセッションでは大手企業の名前がずらずらと上がり、それらの企業がAWSへの移行を行い大きなコストダウンと事業貢献をしている事例がたくさん紹介されていました。

もちろんイベント自体がアマゾンの営業イベントとも言えるものなので、いいことばかりが前に出ているのは分かっています。とはいえ、大手企業が確実にAWSを利用して行き始めていることは嘘ではないでしょうし、時代の流れが着実に動いていることを感じました。

もう少し言うと、「大手企業が採用する」というのはものごとのベースが変わって行く時に大きなポイントになります。

具体的な言葉にすれば「あの大手企業が利用しているなら大丈夫そうだね」というものすごく大きな説得材料ができ、流れが一気に傾き始めるということです。

セキュリティ面のこと

もうひとつの、やはり、各セッション内のところどころで出ていたキーワードが「セキュリティ」でした。クラウド、つまり自分たちの持ち前のサーバ以外のところに自分たちの機密情報を預けることの安全性です。

昨今、情報漏洩事件も定期的にところどころで発生する中、AWSを使うポイントとしてこのセキュリティ面は大きなポイントになっているようです。

私はSEとしてはアプリ側の担当でインフラ面を細かく語れるわけではないのですが、今回のイベントに参加してみての感覚としてはセキュリティ面の対応も年々上がってきているようです。セッションの中では大手企業のセキュリティ部門のチェックもすべて通ったという話も出ていました。

このあたりの信頼性がさらに確保されればどんどんAWSへの移行は進むんだろうなと思います。

小売業が展開するITインフラのすごさ

AWSがIT業界の中で勢いを伸ばしている理由の1つに圧倒的な価格の安さがあります。自前でサーバを抱えるより圧倒的にコストが安いんです。

セッションの中でも語られていたんですが、出発点がIT業界ではなく、すぐそばに顧客がいる小売業なのがAmazonです。Amazonはその小売業として「自分たちより顧客の満足を最大限に考える」というDNAをひっさげてIT業界に入ってきているということでした。

そもそもの視点の違いがあるからこそ、びっくりするような価格帯とサービスを展開する仕組みを作れているんだと思いました。

さいごに

繰り返しですが、今回のAWSサミットに参加して感じたのはITインフラにおける時代の移り変わりでした。

もちろんこのあとAWSがどこまでシェアを広げて行くのかは私も確実なことは言えませんが、確実にAWSに限らずクラウド化が進んで行くことは間違いなさそうな気がしています。

個人的に思うのは、企業、組織として本当に大事な情報は自前サーバで確実に確保、その他はクラウドにて構成というスタイルが直近の最大の効果を生める形なんじゃないかと思いました。

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