もう約2年が経ったのですが、僕の祖母の家の庭にけっこうな広範囲で防草シートを張りました。(敷きました。)
張ってから、約2年が経った今について、状況をまとめ、防草シートの実際の効果をお伝えしたいと思います。
目次
防草シートを張った理由
防草シートの効果を報告する前に、まず、防草シートを貼ることになった背景、理由なんかを書きたいと思います。
うちの祖母の家の裏庭は昔は畑なんかをしていたのですが、祖母たちがなくなってしまってからはほぼ空き家状態になっており、今は何も使用しておらず、ただの空き地と化していました。そうなると夏にはただ、ただ雑草が生えるだけなんですよね。
毎年草刈機で広範囲でに渡って草刈りをするというのが行事化していました。
毎年のこの無意味な草刈りに嫌気がさしている中、なにか少しでも草刈りをしなくていい方法はないかということで、行き着いたのが「防草シート」でした。
庭の雑草対策(草刈りをしなくていい方法)としては、全面コンクリートにする方法なんかがありますが、面積が広範囲ということで、お金もかさむし、ほぼ空き家状態の庭にそんなお金をかけることもアホくさいしということで、まだ簡易的で、コストも少なくて済む防草シートを張ることにしました。
防草シートの張り方(敷き方)
防草シートの張り方(敷き方)でポイントになるのが、防草シートを貼る前の雑草の処理です。
張る前の下処理(前処理)として以下の2つをしっかりやることがベストです。
- 草抜き
- 草がらしまき
- 整地
防草シートの張り方(敷き方)や効果をしっかり出すための方法なんかを調べると、いかに防草シートの下の雑草を撲滅しておくかという内容が書かれています。
その雑草の撲滅のためには1.草抜き、2草がらしまきが重要になってくるというわけです。
あと、防草シートを張る作業を行う時期も考えたほうがよいです。考えればわかるんですが、夏の草が多い茂る時期にやると効率が悪いですし、大変ですよね。
作業は冬の草木が枯れる時期にやるのがベストだと思います。
利用した防草シート
ここで、僕が購入・利用した防草シートの紹介です。
最後のまとめにも書くのですが、結局は使う防草シートが重要です。
というのも、実は以前に僕の叔父が別の場所で防草シートを張っていたのですが、それが薄いシートで(おそらく安物の防草シートだったんだと思いますが。)シートがボロボロになって、穴が開き草がたくさん生え、防草シートの意味をなしていないのを目にしていました。
ですが、そのシートが明らかに薄くて安っぽかったので、その点は注意しようと思い、少々高くても耐久性があるものを選ぶようにしました。
購入したのは防草シートの専門店である「らくやのう」のシートです。
当時ネットで検索して見つけて、安すぎず、高すぎずで手ごろなものを選んだのですが、結果的に機能性としては十分役目を果たしてくれているかなと思っています。
購入した際に、防草シートの張り方なども丁寧に解説された資料も同梱されており、助かりました。
防草シートを張る(敷く)のはけっこう大変で難しい
実際に防草シートを張る作業をやったんですが、けっこう難しく大変な作業でした。
素人がきっちり下処理をやるのはけっこう難しい
下処理が重要というのは僕も分かっていたので、しっかりやろうと思ったのですが、やってみると、これがけっこう大変でした。
特に僕の場合は面積がけっこう広かったので、なおさら大変で、下処理を完璧にすることができませんでした。
作業も実質1日でやったので時間もなくなおさらでした。
下処理の写真が撮れてないんですが、草はもちろん一通り抜いたんですが、ひとつも草が生えていない状態を作るのは相当大変なことで、どうしても残りました。
本来はその上からざっと草がらしまきもしたほうがいいんですが、結局は体力と時間的に断念し、草抜きだけで挑む形になりました。
土地の形に合わせるのも難しい
もうひとつの難しさが、防草シートを隙間なくキレイに張る(敷く)ということです。
防草シートを張る土地(場所)が綺麗な正方形や長方形であれば難しくもないと思いますが、障害物があったり、カーブがあったりすると、シートとシートの間に隙間ができたり、それを埋めようとすれば、防草シートをこまめに切り貼りしないといけず、大変な作業になってきます。
僕の場合も、まさにこの状態で、可能な限り隙間は埋めたんですが、どうしても隙間が開く部分ができたり、障害物(木の切り株)のところはすみずみまできれいに張ることはできませんでした。
時間をかければ丁寧さはある程度カバーできるかもしれませんが、ここは素人では限界があると感じました。
▼こちらが貼り終わった直後の写真です。見た目は全体としては隙間なく張り巡らせてるんですが、整地がきれいにできていない分、でこぼこがあったり、土地の端のほうは隙間ができていたりします。
▼黄色い袋があるのが切り株です。
防草シートを張ってからの状態
では、実際に防草シートを張った後(時間が経過した後)の状態(状況)をお伝えしたいと思います。
あくまで我が家の場合ということで、防草シートの種類や張り方でちがいは出てくると思いますので、参考までの情報としてとらえていただければと思います。
防草シートを張ってから約1年後の状態
▼こちらが防草シートを張ってから約1年後の写真です。
防草シートを張ったのが冬でして、その後の最初の夏の写真を撮っておけばもっと参考になったと思うのですが、撮り忘れていました。
見てのとおり、草が枯れて残骸があるので少しわかると思いますが、シートが破れたりということはなく、やはり、土地の端っこや隙間部分からは雑草が生えました。
でも、シートを張っている部分は雑草が生えず、きちんと防草シートの役目を果たしてくれています。もともとの防草シートを張る前からすれば、草刈をする部分は圧倒的に減ったので効果はあったと感じました。
防草シートを張ってから約2年後の状態
▼続いて、こちらが約2年後の夏の写真です。
夏ということで、草がMaxに伸びている状態の写真です。こまめに草刈をしていないので、かなり伸びていてすごいことになっていますが、防草シートが見えなくなっていて、一見効果がないように見えますが、基本的に草が生えているのは、防草シートが張れていない土地の端っこになり、そこから大きくなった草が覆いかぶさっている状態です。
1年目もここは変わらなかったんですが、大きく変化が起きたのは真ん中あたりです。
真ん中あたりに大きな草が生えているのは、防草シートを張るときに打ち込んだ金具(ピン)との間にできた小さな隙間から生えた草です。
1年目はほとんど目立たなかったのですが、2年目はこの小さな穴から雑草が飛び出てきて大きく目立ちました。
まとめ
ということで、僕の防草シート張りの経験をもとにまとめたいと思います。
防草シートの効果の評価
まず、僕なりに、防草シートを張っての効果を評価すると、張ってよかったという「○」の評価となります。
実際に防草シートを張ってみての経験から思ったところは、防草シートが張り切れない隙間などからはどうしても草が生えてしまうので、100%防ぐことはできない。ただし、広範囲になればなるほど、草が生える面積は減るので、効果は上がるという点です。
やはり、いかに隙間なくきれいにシートを張れるかがポイントにはなるので、張る場所の形がいびつだったり、きれいなお庭つくりを目指される方はうかつに素人がやるよりはプロの外講屋さんなんかに頼むほうがまちがいないと思います。
逆に今回の僕のような空き地の雑草対策としてある程度大雑把な対策でよいような場所なんかには効果的だと思いました。
利用するに当たっての注意点
ただし、防草シートの効果を得るためには注意点(ポイント)があると思いました。
まず1番のポイントは商品選びだと思います。簡単に言うとケチらないこと。
防草シートは超高級品を選べと言うわけではないですが、少々高くても分厚くてしっかりとしたやぶれない防草シートを選ぶことだと思います。僕もこの点は上記に書いたとおり、薄い防草シートの前例を見ていたので、考慮して買ったのはよかったです。
あと、下処理は最低限は必ずやること。僕の場合は結構雑で、最低限の草抜きだけでやってもなんとか効果は出せているわけですが、下処理はしっかりやるにこしたことはないと思います。
あと、防草シートを張れば完璧に雑草をシャットアウトできるものではないということをしっかり認識しておくことです。書いた通り、シートが張られていないところからは必ず雑草が生えてきます。またシートは年々劣化もするものなので、一生持つものではないので、あくまで防草シートは雑草を軽減できる対策ということで使うべきだと思います。
防草シートを使うにあたってのポイント
僕なりに防草シートを使うにあたっての知っておきたいポイントをまとめますと以下になります。
- 防草シートは少し高くても分厚くて丈夫なものを選ぶ
- 張る前の下処理(草抜き)は最低限する
- 防草シートは雑草を軽減できるアイテムであることを認識しておく。
さいごに
僕なりにはじめてチャレンジした防草シートを張っての経験談をまとめてみました。とてもいい経験になったし、上記まとめに書いたとおり、毎年広範囲にわたって行っていた草刈作業は楽になったので効果はあったと思っています。
先に書いたとおり、張る場所の形がいびつだったり、きれいなお庭つくりを目指される方には自分で張ることはオススメできませんが、今回の僕のような空き地の雑草対策なんかには効果的だと思うので、そのような場合にはちょっとがんばって挑戦されてみるのもいいかと思います。