最近、実家の掃除をしたのですが、ほこりをかぶった古いプラスチックケースやプラスチック製タンスなどがたくさん出てきました。
こういった大きなプラスチック製品はゴミ袋にもすんなり入らず、ゴミの出し方に迷ってしまいます。
僕も悩んだ結果、手間はかかりますが、プラスチック製品を小さくコンパクトにして燃えるゴミに出しましたので、その方法を書きたいと思います。ということで今回の記事は下記のような方に向けた内容となります。
- 大型のプラスチック製品をコンパクトにまとめてごみに出す方法を知りたい。
- プラスチック製品を小さく壊す方法を知りたい。
目次
大型のプラスチックケースなどはゴミの捨て方に悩む
まず、大型のプラスチック製品(例えば、プラスチックケースやプラスチックタンスなど)をゴミに出す際に、どうやって出すか?悩んだことはないでしょうか?
▼プラスチックケース
▼プラスチックタンス(こちらは引き出し部分ですけど)
モノが大きいので粗大ゴミに出す?でも粗大ゴミだと有料でお金がかかる。そもそもプラスチックなので燃えるゴミに出せるが、モノが大きいのでゴミ袋に入らずすんなり出せない。。こんな悩みですね。
僕も今回、この悩みに当たりました。ゴミの出し方は地域により差もあるため、ネットで調べてもいまいちいい情報も出てこなかったんです。
大型プラスチックケースなどをコンパクトにしてゴミに出す方法
結果的に僕の地域では粗大ゴミは有料で、プラスチック類は燃えるゴミで出せるので、手間はかかりますが、プラスチック製品を小さく切り刻んでゴミ袋に詰めて出すことにしました。
※ゴミの出し方は地域によって差があるので、自分の地域のゴミの出し方をまずはしっかりと調べて対応するようにしましょう。
作業場所と準備する道具
まず作業する場所は室内ではなく、外をオススメします。プラスチック製品を分解する場合にはプラスチックのカスや破片がけっこうでます。プラスチックの破片はとがっていて危なかったりもするので、屋外で作業をしたほうがよいです。
次に大型のプラスチック製品、今回は大型のプラスチックケースや引き出しになりますが、小さく分割するために使った道具が以下になります。
- 剪定バサミ
- のこぎり
- ハンマー(金づち)
分割するプラスチック製品にもよると思いますが、今回のケースのような薄いプラスチックを切り刻む際には「剪定バサミ」と「のこぎり」が活躍すると思います。「ハンマー」は必須ではなく、切り刻むというより、たたいてぶっ壊す時に使う感じですかね。
プラスチックを切り刻む(壊す)方法
プラスチック製品を切り刻む、もしくは壊していくときのポイントは以下になります。
- プラスチック製品がはめ込み型で組み立てられているのであればハンマーを使い分解する
- ゴミ袋に入る大きさに切り刻んでいく。
- 切り刻む際、プラスチックの硬いところはのこぎりで切る。薄いものは剪定バサミで切る。
プラスチックを切っていく際には基本的に剪定バサミが一気にザクッと切れて、効率がよいのですが、太くていきなり剪定バサミで切れないときには、まずのこぎりで切り込みを入れて、そのあと剪定バサミで切ると切れやすくなったりします。
▼プラスチックの素材にもよるのだと思いますが、のこぎりで木を切るようにプラスチックも切れます。
▼剪定バサミは少し反り返っているので、まっすぐにはきりにくいのですが、コツをつかむとうまく切れるようになります。
ゴミ袋に入る大きさに壊す
あとは基本的にのこぎりと剪定バサミを使ってゴミ袋に入る大きさに分割していくだけになります。
▼プラスチックケースであれば、以下のように大体同じ大きさになるように切り刻んでいきます。
ゴミ袋に詰め込む
あとは、切り刻んだプラスチックパーツをゴミ袋に無駄のないよう詰め込めばOKです。
小さく切り刻めば、ゴミ袋に入らなかったものが入るだけでなく、1つの袋に数個分入ったりするので効率もとてもいいです。
例1 プラスチックケース
ここからは参考までに具体的にプラスチックケースを切り刻んでいったときの写真を掲載します。
▼もとはこんな大きなプラスチックケースです。(めっちゃ汚れてて、もう洗って使えるレベルではなかったので捨てることにしました。)
▼まずはふたをとって、4つ角にのこぎりで切り込み入れていき、
▼そのあと、4つ角を剪定バサミで一気に切っていきました。
▼4つ角それぞれが切れたら、あとは底の部分と各面を足で踏んづけながら負荷をかければ、バキっと折れました。
やってみるとわかるのですが、のこぎりで切ったり剪定バサミで切るのにもそれなりにパワーがかかります。できるだけ手間ひまかけずにやるにこしたことはないので、手足を使ってバキっと折ったりできるのであれば、荒くてもどんどん壊していきましょう。
▼底の部分は、分厚くて剪定バサミではすぐに切れなかったので、地道にのこぎりで切りました。
▼サイドのケース面は薄いので剪定バサミでザクザクとさらに小さくしていきました。
▼最後にフタですが、端の部分は太かったのでのこぎりで切り、あとは剪定バサミで切りました。
▼こんな感じで真っ二つに。
▼側面の薄い部分もだいたい同じ大きさに切り、コンパクトに。
▼プラスチック製品なんで、切ったり、折ったりしていると、破片が飛び散ります。
とがっていて危ないので、作業が終わったらしっかり拾っておきましょう。
例2 プラスチック製タンス(チェスト)
続いて、プラスチック製タンス(チェスト)です。といっても引き出し部分だけですが。
▼この引き出しは正面のパネルがはめ込み式で組み立てられているようだったので、まずは大まかな分解ということで、ハンマーで正面のパネルをはずしました。また底の部分は分厚い厚紙の底だったので、その厚紙をとりました。
プラスチック製品は組み立てられているものも多いので、いきなりむやみやたらに壊すのは非効率になったりするので、まずはよくつくりを確認してから分解していきましょう。
▼あとはプラスチックケースを同じく、4つ角をのこぎりと剪定バサミで切り、
▼底の部分の骨組みの部分なんかもどんどん切っていきました。
▼分解第一弾です。
▼さらにそれぞれをもう半分に切っていき、ゴミ袋に入る大きさにしました。コンパクトになりましたね。
例3 アイロン台のプラスチック部分
最後にアイロン台のプラスチック部分です。古くなったアイロン台が出てきたんですが、アイロン台はプラスチック製の板に金具の足と布がかぶせられていました。
まずは被せられている布をはがし、金属の足はネジ止めされているものを外し、布は燃えるゴミ、ネジや金属足は燃えないゴミに分別です。
▼こちらが残ったプラスチック製の板です。ただ、これだと大きさが大きく、そのまんまゴミ袋に入りません。
▼ということで、こちらものこぎりで真っ二つに切りました。
▼これで重ね合わせてコンパクトにゴミ袋に入れて捨てることができました。
まとめ
ということで、今回は大型のプラスチック製品をコンパクトに小さくしてゴミに出す方法を参考までに紹介しました。
ポイントをまとめると以下になります。
- プラスチック製品分解作業は屋外でやる
- 使う道具のおすすめは「剪定バサミ」、「のこぎり」、「ハンマー」
- プラスチック製品がはめ込み型で組み立てられているのであればハンマーを使い分解する
- 切り刻む際、プラスチックの硬いところはのこぎりで切る。薄いものは剪定バサミで切る
- ゴミ袋に入る大きさに切り刻んで、ゴミ袋をきれいに詰めてゴミに出す
プラスチック製品を小さくして効率よくゴミに出せるので、いいことだと思うのですが、見てのとおり、それなりにパワーがかかります。今回、実際にやってみたんですが、数が多かったこともあり、とても疲れました。この点はデメリットなのですが、1点だけだとかであれば、それほど疲れずに慣れてしまえばさくっとできることだと思います。
今回は僕なりに、プラスチック製品を小さくしてゴミに出せるように家にある道具を使ってやる方法を試行してみたわけですが、ほかにもっと効率的なやり方があれば知りたいで教えてください。