先日、庭のウッドフェンスを初心者ながらに作ったという記事「【DIY】ど素人の私でもここまでできました。自作目隠しウッドフェンスの作り方の紹介。」を書いたんですが、その中で板に塗料を塗る作業がありました。
塗装作業っていうのも、人生初みたいなものだったんで、いろいろと悩むところもありました。
その時にまずよくわからず迷ったのが、「水性塗料」と「油性塗料」どちらを使えばいいのか?という素朴な疑問でした。
その時に自分なりに勉強したことをまとめておきます。
目次
水性塗料と油性塗料の違い
まずは、水性塗料と油性塗料の違いです。
当たり前ではあるんですけど成分が違います。あとは塗料が固まるまでの過程に違いがあるそうです。
詳しい成分のことなどは語れませんが、押さえるべきところは、油性塗料も水性塗料も乾いてしまえば、見た目も変わらず、水に溶けたり、落ちたりすることはないようです。
素人的に一番気になったのは、水性塗料は「水性」なので、水に弱い?とか考えてしまったんですが、それは間違いでした。
簡単にまとめると成分により下記のような違いがあるようです。
- 油性塗料は水性塗料に比べて塗装物に密着しやすい。
- 油性塗料は水性塗料よりにおいがきつい。
- 水性塗料は油性塗料より環境面で安全性が高い。
- 水性塗料のほうが油性塗料より安価。
- 水性塗料は水で薄めれる。油性塗料は薄め液が必要。
あとは歴史的な違いがあるようで、もともと古くから存在していたのは油性塗料で、後から水性塗料が開発されたそうです。
今は科学の進歩で水性塗料が多様性、安全性などでも優れてきていることで、利用されるシーンが多くなったみたいです。
長所・短所
もう少し利用シーンなども踏まえてまとめてみます。
油性塗料の長所
- 油性塗料は水性塗料より密着性が高い。つまり金属や壁など(水がしみ込まないもの)には油性塗料が向いている。
- 水性塗料より一般的に長持ちする(耐久性が高い)と言われている。
- 水性より密着性が高いので、水性塗料に比べて1度で濃く塗れる。
油性塗料の短所
- 水性塗料より安全性が低い。においもきつい。つまり室内ではあまり利用しない方がよい。
- 一般的には水性塗料より値段が高い。
- 薄める際には別途薄め液が必要なので、水性より作業がめんどくさい。
水性塗料の長所
- 油性塗料より安全性が高い。においもきつくない。つまり室内で利用できる。
- 油性塗料より安価なので、たくさん利用する時はコストも抑えられる。
- 水性なので、水で薄めることができ、作業が楽。
水性塗料の短所
- 油性塗料よりも密着性が薄いので、1度で濃く塗れない、濃く塗ろうと思うと2度塗りなどが必要になる。
利用シーン
上記をふまえ、私なりにインプットした油性塗料と水性塗料の利用シーンについてです。
油性塗料は鉄、金属、壁などの水分を吸収しそうにないところ、かつ室外にあるところで利用する。
逆に水性塗料は木を中心に木材をベースとしたものを塗る時に利用するべきかなと。
安全性という文字が出てきた時点で、室内で利用するものは必ず水性塗料を利用しようと思いました。
結論・まとめ
最終的な私なりの結論ですが、DIYレベルであればとりあえず、「水性塗料」を使っておけば問題ないというところでしょうか。
長所、短所を見ても水性塗料のほうがメリットが多いです。
耐久性の面は一般的に油性塗料のほうがよいと言われているようですが、最近の水性塗料は進歩していて油性塗料ともほとんど差がないと、私がお世話になっている外構屋さんも言われていました。
実際、うちのウッドフェンスの木の板も水性塗料で塗りました。まだ日は経っていませんが、雨で塗料が落ちるようなことはまず起きていませんし、問題なしな感じですね。