【DIY】ど素人でもできた自作目隠しウッドフェンス(柵)の作り方の紹介

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DIY 自作ウッドフェンス

庭の目隠し用の柵として作ったウッドフェンスの作り方の紹介です。

かなり時間がかかってしまったんですが、ゆるりと自宅の庭のウッドフェンス作りを進めていました。

昔で言う日曜大工、今の言葉だとDIYというヤツですね。

もともと、子供の頃から図画工作は好きでしたが、自分でもセンス無いな〜と認識するくらいへたくそでした。

なので、大人になってからもモノを作ったり自分で修理するということはほとんどやったことがありません。

そんな私ですが、マイホームを建て自宅の庭ができたということで、「いっちょやってみるか!」という気になったのです。

日曜大工もろくにしたことのないほんとにど素人の私ですが、それなりのウッドフェンスが出来上がったので、自慢(笑)も兼ねてウッドフェンス作りについて紹介したいと思います。

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目次

前提

まず、私が作ったウッドフェンスというのは、トップ画像のフェンスです。形式としてはよく見かける横板が隙間をあけて貼付けられたフェンスですね。

▼土台はコンクリートブロックで支柱はアルミの支柱です。そしてそのアルミ支柱に木の板を貼付けたものです。
高さは約120cm、板は幅10cmを約2.5cmきざみで計8枚貼付けた形です。
DIY 手作りウッドフェンス

さらに私の状況をお伝えすると、土台となるコンクリートブロックはすでに存在している状況でした。

本当にゼロからフェンスを作るなら基礎作りから始めないといけません。
ただ、私の場合は家を建てた時に、この土台に当たるコンクリートブロックだけは外構屋さんに作ってもらっていました。

あとは支柱についてです。支柱も木で作るというパターンももちろんあるのですが、私はアルミ支柱を選びました。

理由は一つで長持ちするからです。

アルミ支柱であれば木の柱より長持ちします。初期費用はアルミ支柱の方が高く付くとは思いますが、長い目で見た時に柱は劣化が少ないアルミの方がよいかなという判断です。

最後に、今回のウッドフェンス作りには、いつもお世話になっている外構屋さんがいろいろとアドバイスをしてくれまして、素材選びや作り方など、プロの視点でフォローいただきました。(あくまでアドバイスをいただいただけで、作ったのは私ですよ。)

土台作り

では最初の土台作りからです。

前提でも書いた通り、うちの場合は土台のブロックはすでに存在していたので、そのブロックの穴に支柱を立てるためのコンクリートの流し込みが、私にとっての土台作りとなりました。

▼こんなふうにブロックの下地(超低いブロック塀でしょうか)だけができている状態でした。もともとどんなフェンスを作ろうかな〜とぼやっとしか考えていなかったので、とりあえず下地だけは外構屋さんにお願いして作ってもらっていたものです。
手作りウッドフェンスの土台

▼このブロック塀にはこんな風にコンスタントに穴があいていたので、この穴に支柱を立てていくことにしました。
手作りウッドフェンスの土台

▼まずはセメント作りです。といってもだれでもできる簡単さですね。ホームセンターにいけば安くて簡単に作れるセメントがいろいろ置いてあります。私が買ったのは、インスタントセメントというもの。
ウッドフェンス作りのセメント

▼ほんとに水を入れてスコップで混ぜるだけでセメントが出来上がります。
もちろん、セメントなんか作ったことがない私でも特に失敗などなくできました。
ウッドフェンス作りのセメント

▼コンクリートはさらさらになりすぎると(水が多いと)支柱が固定できなくなるので、わりかし固め(水は少なめ)で作った方がいいと思います。
ウッドフェンス作りのセメント

支柱立て

私が選んだ支柱はアルミ支柱ですが、このアルミ支柱もホームセンターに行けば売っています。太さや形もいろいろありますし、長さも指定のサイズでカットしてくれます。

まずは自分の作りたいフェンスの高さに合わせた長さを決めてホームセンターでカットまでして購入しました。

長さは土台に埋まる部分も含めてカットしないと行けないのでよく計算して決めた方がいいですね。

▼私が利用したのはこんなアルミ支柱です。もっと太いのを選ぼうとしましたが、土台のブロックの穴に入らないといけないという制限もあったため、これくらいの太さのものとなりました。(太さの幅は5cmです。)
ウッドフェンスの支柱

▼支柱立てをする前に、コンクリートで埋める部分を前もって決めておかないといけないため、支柱に線(しるし)を付けて行きました。
ウッドフェンス作りの支柱立て

▼コンクリートと支柱の準備ができたところで、土台の穴にコンクリートを詰め込み、そこにアルミ支柱を突き刺しました。
ここで、先ほど支柱に書いた線にあわせて高さを調節します。
ウッドフェンス作りの支柱立て

▼そして支柱を立てるときに必須となるのがこのアイテム。コンクリートが固まるまで支柱を固定しておくための補助ツールですね。
ツールと言っても木を三角形に切った切れ端でしょうか。(まぁ、コンクリートが固まるまで支柱を固定できればそれでOKだと思います。)
支柱の固定材木
こいつを、支柱が固定されるように詰めてあげます。これについても外構屋さんの事前のアドバイスがあったのでうまく行きました。
ウッドフェンス作りの支柱立て

▼最後にコンクリートが固まるまでに水平器で支柱が傾いていないかを確かめて微調整して終わりです。
ウッドフェンス作りの支柱立て

▼横だけでなく、縦でも水平になっているか確かめました。
ウッドフェンス作りの支柱立て

あとはコンクリートが固まるのを待ちます。晴れた日であれば、1日置いておけば固まると思います。

▼これで、こんな風に支柱までが完成したわけです。
ウッドフェンスの支柱

板の色塗り

続いては貼付ける板の準備です。

板も身近であればホームセンターに売っていますし、木材屋さんなどに訪ねてみると以外に安く手に入ったりするかもしれません。

私なんですが、運良く木材屋さんとの付き合いがあり、かなり安く購入ができました。

▼板の大きさ(長さや幅)については、見た目に関わるので、自分が作るフェンスに合わせて計算する必要があります。
私の場合は幅がところどころで違う箇所があったので、木材屋さんから幅10cm長さ2mの板を一括して仕入れて、必要に応じて自分でのこぎりでカットしていきました。
ウッドフェンス作りの板切り

▼板のカットが終わったら、続いては板の色塗りです。今はホームセンターなどではじめから色も塗ってあるようなものもありますが、私が仕入れた板は普通の板(すみません、素人なので素材が分かりません。。。ただ高級な素材ではないことは確かです。)でして、加工なんかも一切されていません。なので、好みの色に板を塗る必要がありました。
ただ、色塗りは実は重要で、塗料には防水、防腐の役目も含まれているため、板自体を長持ちさせる役割もあります。逆に言うと加工されていない木をそのまま利用するのはやめた方がいいということです。(すぐに木が腐ったりしてダメになる。)
ウッドフェンスの板

▼ということで、板の色塗りに必要な道具を一式購入しました。塗料は油性と水性がありますが、アドバイザーの外構屋さんに聞いたところ、どちらでもいいのだが、2度塗りをするのであれば水性がよいということで、水性を選びました。(水性は水と混ぜて色の調整ができますし。)

あとは色を塗るための道具(小さなバケツとハケ)ですね。塗料の色もいろいろとあるので自分の好みにあった色を購入すればいいと思います。(私はウォールウッドです。)
板塗りの道具

▼水性の塗料は水との混ぜ合いで濃さを調整できるので、試し塗りをして色を調整します。好みの色になるまでの水の分量は記憶して、同じ色味を出せるようにしましょう。
ウッドフェンス作りの板塗り

▼こんな風に板がまったく別の板のように変わります。
ウッドフェンス作りの板塗り

▼表、裏、側面と順番に色を塗ったあとは日光の下で乾かすのみです。
ウッドフェンス作りの板塗り

2度塗りしたほうがいい

私の場合は、この色塗りを2回行いました。やはり、1回だと色が完全になじまず思ったより薄くなりました。なので、再度上から色を塗ることで好みの色に仕上げて行きました。防水、防腐の効果を高める上でも2度塗りはいいらしいです。

板張り

そして、最後の板張りです。

板を支柱にネジで固定していく作業です。

これにはやはり、道具が必要です。

▼電動ドリルは必須だと思います。支柱が木材であれば、ネジの打ち付けだけでいいかも知れませんが、私の場合はアルミ支柱なので、ネジを差し込む下穴をあけないといけないという作業が発生しました。
なので、電動ドリルとドライバー両方を交互に差し替えながらの作業となりました。
(ちなみに電動ドリルなんか持っていなかったので、家を建てた工務店さんにお借りしました。)
ウッドフェンス作りの道具

▼下穴をあけるドリル(ネジの太さよりは細くないといけない)とネジを締めるドライバーです。
ウッドフェンス作りの道具

▼ネジは外にさらされるものなのでステンレスは必須ですね。
ウッドフェンス作りの道具(ネジ)

▼実際の板の打ち付けですが、まずはドリルで板とアルミ支柱に下穴をあけて
ウッドフェンス作りの板張り

▼あとは板を固定しながら、ただひたすらネジを打ち込んで行きます。ちょっと作業をしながら写真を撮るのはさすがにできなかったので、途中の写真はないですが、できあがりはこんなふうに1本の支柱に左右の2枚の板が固定されている状態です。
ウッドフェンス作りの板張り

初めてのDIYを終えての感想

▼ということで、こちらがフェンスの完成形(全体像)です。
DIY手作りウッドフェンスの完成

長さにして全長約20mあります。

規模としてはけっこう大きいフェンスではないでしょうか?それもあって時間はかかりましたが、達成感はものすごくあります。人が来るたびに、「このフェンスは自分が作ったんですよ〜」と自慢がしたくてしょうがない状況です。

と、まぁ自己満足に浸っているわけですが、率直な感想は、「それなりに大変だった」でしょうか。

ただその理由は、このフェンスの大きさがあったからだったと思います。もっと小規模であれば、中だるみせず勢いよく作れたと思います。

あとは、大変ではありましたが、やってよかったなと。何事も新しいことにチャレンジすれば自分の経験、糧になります。

自分にはできないと決めつけず、新しいことを楽しむ考えでやっていくべきだなと、あらためて思いました。

DIY、確かに手間と時間は必要となりますが、これは、費用は安く済み、家族にも喜ばれ、自分の糧にもなる。いいことずくめじゃないですか。いいものだと思いました。

コスト・材料費・期間について

作業にとりかかって完成まで期間はだらだら少しずつやっていったので約半年ほどを費やしてしまいました。。。ただ実際の時間にしたら5日ほどでしょうか。(この夏は週末に雨がふることも多くなかなか進めなかったので。)

材料費については、どれくらいの大きさ・規模のフェンスを作るかで変わってきますので、一概に言えないのですが、私の場合は材料費はざっと5万円ほどかかりました。(ただし、板は格安で手に入ったので除いてます。)

ただ、私の場合はトータルにしてフェンスの長さは約20mあり、かなり大規模なフェンスです。それが5万円程度(仮に木材の費用を考えても10万かからない)であればかなりお安く済んでいるんじゃないかと思います。外構屋さんにこれまでに見積もりをしてもらった感覚値でいくと、おそらくこの規模だと40万以上はするんじゃないかと思います。

もちろん、このフェンスを作り上げる工数、工期をお金に換算したら話は変わりますが、そこはDIYなので自身が楽しんでやることを考えれば一石二鳥ですよね。

ど素人の私でもできました。これから挑戦してみようと思っている方はぜひやってみてください。

【2015年12月追記】
自作のウッドフェンスを作ってから1年以上が経ちました。

気になっていた、支柱や板がすぐに痛まないのか?という点ですが、まったく問題ありません。

woodfance_1year

支柱はステンレス製のものにしていたので、まったくサビも発生していません。

板も防腐、防水加工の塗料を使っているため、特に見た目も変わらずいい感じです。

ただ、まだ1年なので、これからどんどん日が経つにつれて痛みは出て来るんだと思います。

特に板は数年に1回は防腐、防水塗料で上塗りしたほうがいいと聴きましたので、来年当たりには一度塗ろうかなと考えています。

【2018年7月追記】
早いものでウッドフェンスを作ってから約4年が経ちました。

4年経った状態の写真を記録までに載せておきたいと思います。

結局、メンテナンスで防水塗料を塗ろうなんて書いていましたが、そんな暇はなく、一度も塗れていません。

それでも、特に大きな劣化もなくきちんと立っています。思った以上に長持ちするものですね。
woodfance_4year

柱やネジも大きな劣化はありません。すばらしい!
woodfance_4year

▼ほかにもウッドフェンス以外にも子供のままごと遊び向けのキッズハウスをDIYしました。

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