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どーも。taka(@takaiphone2010)です。
プレゼンテーション(プレゼン)については、このブログでも何度かネタで書いているのですが、最近TEDのプレゼンや仕事中での他人のプレゼンを見て思う事があります。
それは、プレゼンがうまいな〜と思う人は必ず、プレゼンの中で笑いが起きているということです。
もちろん絶対ではないですが、少なくとも私が思ういいプレゼンというものには、必ず、会場の人から笑いが起きていることが多いです。
私はプレゼンのプロでもないですし、場数をこなしているわけでもなく、胸を張ったことは言えないのですが、いち視聴者として、いろいろなプレゼンを見てきて、笑いを起こすパターンがあるように思ったので、ちょっとまとめてみたいと思います。
目次
あり得ない過程で話を進める
ちょっと文章だけだと伝わりにくいかもしれませんが、プレゼンの中の話を進めて行く中で、あり得ない過程であり得ない結論を出すというやり方です。もちろん、このあり得ない過程と結論はジョークなわけです。
例えば、ある商品紹介のプレゼンがあったとします。仮に歯ブラシとします。(なんとなくです。)
この歯ブラシはとにかく歯がピカピカになります。
→歯がきれいになるということで噂が広まり、たくさんの人が使い始めます。
→みんなの歯がピカピカになり、口を開けて笑うようになります。
→世界中に笑いが増え世界平和が訪れます。
→つまりこの歯ブラシは世界を救う歯ブラシです。
ってな感じです。
ちょっと例は良くないかもしれませんが、要するに、「そんなわけねーだろ笑」って万人が思うシナリオを大げさにプレゼンすることで笑いを誘う仕掛けです。
もちろん、その馬鹿げたシナリオのあとに、「というのはあり得ないので〜」などといった形でジョークだったことをうまく伝える必要もあります。
プライベートの画像を挟む
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これは、私が以前努めていた会社の部長がよくネタとして使っていましたが、まじめなプレゼンの中に、ときおり、自分自身のプライベートの自慢写真を挟むというやり方です。
その方は釣りが趣味で、すごくまじめにプレゼンしている中にいきなり、自分の釣った大きな魚といっしょに映った写真がでてくるといったやり方をされてました。
もちろん、ここで、切り替わった写真についてまじめに説明するわけではなく、一瞬だけ表示させて、「あっすみません。たまたま画像が紛れ込んでて、、」というコテコテな言い訳をすることで笑いが起きます。
そして、またスライドが進んで忘れたころに再度、別の自慢写真が出てくるという、「お前、見せたいだけだろ!」的な仕組みが盛り込まれていました。
ポイントとしては自慢写真といっても分かりにくいものだとダメで、万人に分かる写真であることです。なにかの賞をとった写真とか、生まれた子供の写真で親ばかぶりを見せるとかもありだと思います。
流行りものを出す
これは、とにかく、そのプレゼンの中で最近の流行のものやキーワード、または昔のニュースなどの情報を出すというやり方です。
とにかく、そのプレゼンの中で、なにか、最近の流行キーワードやニュースなどと紐付けることができないか?考えてみるとネタが生まれるかもしれません。
例えば、「神アプリ」についてプレゼンをしたとします。
そのときに単純に「神アプリの紹介です。」で始まってしまうのではなく、
「神と言えば、なんでしょう?」
→「神アプリ」が来るとにおわせておいて、神7(AKB48の7人)の写真を出すとかです。
(ほかにもやり方はいくらでもあると思います。)
ポイントは、万人が知っている、最近の話題だとか、昔、流行ったネタとかを使う事です。
またそのネタには必ず言葉だけじゃなくイメージ(写真など)をつけると情報が確実に伝わるので、笑いも起きやすいです。
くどいくらい同じことを繰り返す
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これは、プレゼンの中で何度も同じフレーズを繰り返すことです。
これは中途半端ではいけません。
くどいくらいに繰り返さないと意味がありません。
くどいくらい繰り返されるから笑いが起きます。
例えば、ある商品Aの紹介で、
「このAであなたはハッピーになります。」
スライドを挟んで、
「このAであなたの奥さんもハッピーになります。」
スライドを挟んで、
「このAであなたのおばあちゃんもハッピーになります。」
スライドを挟んで、
「このAであなたのはとこもハッピーになります。」
といった感じでしょうか。
要するに「もうええわ!」、「もう分かった。」とツッコミが来るくらい繰り返す事で笑いが出ます。
ポイントは繰り返している事が分かるように、できるだけ同じフレーズ(もしくはまったく同じでもいい)で同じようなスライドで繰り返す事が重要です。
視聴者からは「またかよ!」って感じで笑いが出たら成功です。
そうなれば、「すみません、もういいですね笑」くらいで狙った笑いということを認知させてクローズさせます。
「スベりましたね」という滑り止め
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最後に、プレゼンの中で笑いの仕掛けを作ったけど、思うように笑いが起きなかった時のための「滑り止め」があります。
これはおまじないのような言葉なのですが、笑いが起きなかった際に「はい、スベりましたね。笑」と言った形で自分が滑ったことを視聴者に伝える事です。
これはテレビやお笑いの世界でもよく出てきますね。「スベりましたね。」ということで、視聴者に「ここで笑いが起きるところだったんだ」ということを認知させることができます。
そうすると、目的とした完全な笑いではないのですが、哀れみの笑いが起きます。
最悪、スベったときにはこの言葉をうまく挟む事でなんとか気まずい状態から脱する事ができます。
なんだかんだでプレゼンなので、しゃべり方は大事
上記にいくつか、笑いを起こす仕組みのネタを書いてみたのですが、なんだかんだでプレゼンなので、しゃべりはやっぱり重要だと思います。
どんなに笑いが起きる仕組みを作っても、それをスムーズにアシストできるしゃべりができないと完璧に成功はしないと思います。
こればっかりは練習や場数をこなすしかないのかなと思います。
まとめ
ということで、プレゼンの中で笑いを起こすネタについてでした。
もちろん、笑いのツボは人それぞれですし、上記のことをやれば必ず笑いが起きる訳ではありません。
あくまで私個人がいろいろな方のプレゼンをみて思ったことをまとめてみたものです。
他にもいろいろなネタや仕掛けはいくらでもあると思います。
私的に、プレゼンの中での笑いを成功させるポイントは、万人に分かりやすいように「ここに笑いがあるぞ」ということをいかに伝えるか、だと思います。ここが普通に友人との雑談の中で笑いをとるところと大きく違うところだと思います。
さいごに、私は笑いのあるプレゼンが大好きですし、憧れます。
もちろんプレゼンは笑わす事が目的ではないので、プレゼンの中での笑いは人を引きつけるためのスパイス的なものだと思っています。
笑いがところどころにあると、ふわっと緊張感がとけますし、なにより飽きないです。
自分もそんな笑いのあるプレゼンができるようにがんばって行きたいと思います。