バルコニーにオーニング(テンパル-エルパティオプラス)を取り付けました。メーカー・商品選びから取り付けまでのポイント・まとめ

SPONSORED LINK



バルコニーにオーニング(テンパル-エルパティオプラス)を取り付けました。

マイホームを建ててから、約1年が過ぎたのですが、家具を買ったり、庭の外構を整えたりと、徐々にいろいろなものが揃ってきました。

その中で前から気になっていて手をつけようと思っていたのが、バルコニーのオーニング取り付けでした。

我が家は2階にキッチンやダイニング、お風呂など生活空間を持ってきている家でして、あわせて4畳半ほどのバルコニーも作っています。

ただ、このバルコニーには屋根がありません。設計段階で屋根を付けることを悩んだのですが、せっかくのバルコニーなのに太陽の日差しを受けれないようにするのもどうか?と思い、最終的に屋根を付けるのをやめました。

その時に思っていたのが、もし日差しが強いようなら「オーニング」を付けて、必要な時に日差しを遮れるようにすればいいという案でした。(最終的には住んでみて必要ならオーニングを取り付けようと思っていました。)

そして、実際に住んでみてですが、やっぱり日差しが強い日は、「日よけがほしいよね」となってしまいました。そんな状況もあり、お金はかかりますが、バルコニーにオーニングを取り付けるプロジェクトが進んでいたのでした。

それなりに高い買い物ですし、長く使うものなので、取り付け方や商品選び、金額などもよーく吟味して進めました。

私なりに調べたことや、商品選びから取り付けまでの情報を書いておきます。

SPONSORED LINK

目次

オーニングとは

まずは「オーニング」というものからです。

私もこうやって「オーニング」を取り付けるまで、よくわかっていませんでした。

簡単に言うとオーニングとは、窓やベランダに設置された日よけです。昔からヨーロッパの国々で用いられていたものらしく、イメージしやすいのはカフェのオープンテラスなんかの上にあるこんな屋根ですね。
オーニング

特徴としては、屋根部分がテント素材のシートとなっていて巻き取りすることで開閉ができ、日よけを調節できるところです。

オーニングと似ているサンシェード

オーニングと同じような日よけで出てくるのが、サンシェードです。

日よけと言う意味では同じ働きをするものですが、一応違いがあるようです。

サンシェードというのは下記写真のように窓の外に日よけを斜めに張り出だしているようなタイプのものです。これも夏になるとよく見かけるものですよね。
サンシェード

見た目としてはオーニングは屋根(軒)に見えます。サンシェードは窓の外に布(シート)が張られているといった形ですね。

オーニングのタイプ選び

オーニングの取り付けにあたり、まず調べたのがどんなタイプのオーニングがあるか?ということ。

私の調べた結果だと、たくさん種類(タイプ)があるわけではなく、大きくは下記2つです。

  • 壁付け型
  • 独立型

さらにもう一つ付け足すと、開閉が手動か自動かというタイプがあります。

まず、壁付け型はその名の通り、壁に取り付けるタイプです。壁に取り付けるので必ず工事が必要となります。逆に言うと壁に取り付けるので頑丈ですし、本格的なオーニングが実現できると思います。

もう一方の独立型ですが、簡単に言うと壁に取り付けるのではなくオーニングを支える柱があるタイプです。
▼イメージ画像
独立型オーニングイメージ

この独立型には大掛かりなものから簡易的なもの(小さなものなら突っ張り棒のようなタイプのもの)までいろいろとタイプがあるようです。

壁に穴をあけて大掛かりな工事をせずに独立して設置したい場合には、このタイプがよいのだと思います。

あと、開閉の自動か?手動か?というところですが、これは自動だともちろんお値段が高くなります。リモコン式で開閉が楽になるのはもちろんですが、そこをお金で買うか?どうかですね。ただ、私的にはこういう電動式モーターは月日が経つと壊れるというイメージがあります。

で、私はと言いますと、がっつり取り付けて本格的なオーニング環境を整えたかったので、壁付け型で決めました。

シートの開閉は手動式です。やはり、私の中で電動式のモーター系は月日が経つと壊れるイメージがあります。ましてや外で雨風にさらされるものですから、長持ちする気がしません。少々開閉がしんどくても費用面を考えると手動がよいと考えました。

メーカー・商品選び

タイプが決まったところで、オーニングの主要メーカー、そして主要商品を各種チェックしていきました。

私が調べたところでの主要メーカーと主要商品を紹介します。

  • トステム(彩風)
  • YKKAP(サンブレロ)
  • マルキルックス(マルキックスフリューゲル)
  • テンパル(エルパティオプラス)

※()内が商品名です。

どれも同じように壁付けのオーニングです。見た目として大きくは違いありませんが、各メーカーごとで細かな点で特徴や値段などが違ってくるという感じです。

マルキックスとテンパルは海外メーカーで、日本製のトステム、YKKAPの製品よりお値段が少し高いように見えました。

ただ、このあと書きますが、私はテント屋さんに商品選びから相談に乗ってもらえたのですが、マルキックスやテンパルという海外メーカーは昔からのオーニングの老舗なので、値段は張るがモノがしっかりしていて頑丈なんだそうです。

最終的には各商品の情報をもとに一番自分の求める物にマッチするものを選べばいいと思います。

一番重要なのは取り付け業者選びだと思う

ここまでで、自分の取り付けたい商品がある程度絞られたわけですが、オーニングを取り付けるにあたって一番気にした方がいいのが取り付け業者だと思います。

一言で言えば、「信頼できる(長くお付き合いできる)業者さんを選ぶこと」です。

それを実現するための私がオススメする方法は、自分の家を建てた建築屋さんに相談してテント屋さんを紹介してもらうことです。

建築関連の業者さんはいろいろとつながりがあるので、付き合いのあるテント屋さんを紹介してくれる可能性は高いです。

もしそのような環境があるなら相談して見るとよいかと思います。

自分の家を建てた建築屋さん(ハウスメーカー)もお客さんですから、よくないテント業者さんを紹介することもないでしょうし、うまくいく秘訣だと思います。(仮に紹介されたテント屋さんが微妙なら断っても言い訳ですし。)

さらに、言うと、自分の家を建ててくれた建築屋さんは家の設計図を知っているので、巻き込むと話が早いです。

壁付け型では工事が必要になり、壁内の柱がどこにあるか?だとかも確認が必要になります。このときに建築屋さんが入っていれば話がスムーズに進みます。

もちろん、知り合いからの口コミなどで信頼度が高い業者さんを紹介してもらうのがいいと思います。

とにかく、仮に商品だけはインターネットで買ったとしても、取り付け業者は実際に会って話をして、信頼できるかどうかをよく確認してから選ぶべきです。

と、言いますのも、業者選びは重要だなと思ったのには理由があります。

今回、私も最終的に上記に書いたような形でお世話になっている建築屋さんから紹介いただいたテント屋さんから商品購入・取り付けまでを行ってもらいましたが、その他にインターネットから調べた業者さんにも見積もりをとってもらったりしました。

ただその中には、とにかく保証できない点の条件ばかりならべたり、細かな質問や相談も結果的には費用がかかる的なことばかり言うところもありました。商品が良くても、取り付けがうまくいかなかったら意味がなくなるので、まぁそういうところには頼まないですよね。(業者というかその時の担当者がよくなかったのかもしれませんが、でも人がすべてだと私は思うので。)

よい業者さんに巡り会えるかは運もあったりしますが、インターネットからお願いするにしても、絶対に数社に相見積もりをとって一番信頼できそうなところにお願いするべきだと思います。

商品だけはインターネットで購入することもできますし、取り付けだけを請け負ってくれる業者さんもあるかもしれません。

そのあたりも含めて一番相談に乗ってくれるところを選ぶべきだと思います。

シートを選ぶ時のポイントと注意点

幸いにして私がお世話になったテント屋さんは、小さな地元のテント屋さんでしたが、商品選びから相談に乗っていただき、いろいろとアドバイスもしてくれる方でした。(だからお願いしたんですけど。)

その中で聞いたちょっとしたアドバイスのメモを書いておきます。

設置する方位でシート生地も選んだほうがいい

一般的に太陽が西日になればなるほど紫外線が強くなるそうです。

オーニングのシート素材にはいろいろと種類があります。このシートには色や模様はもちろんですが、紫外線防止や遮光性などいろいろ特性があるので、西日に触れるような場所であれば、素材選びには気を使ったほうがいいとのことでした。

シート素材は防水を選ぶべき

オーニングは基本的に雨が降っても特に問題ありません。というのが、取り付けるシート素材によります。

一般的に防水のシートを選べばいいのですが、中にはコットン調の撥水タイプというものもあります。これは長い目で見れば選ばないほうがいいそうです。

コットン調の撥水タイプというのは、防水に比べて生地内に水分を吸収してしまうらしく、かびてくる可能性が高いそうです。

ここも重要なポイントだと思いました。

こういったアドバイスもあり、私は防水タイプのシートを選びました。

シート素材はサンプルを実際に見せてもらうべき

シート素材は色や模様も豊富に揃っていますし、迷うところです。

ですが、安易にパンフレッやネットで見ただけで決定しないほうがいいと思います。

業者さんによってはサンプルを見せていただけるところがあると思います。

私も実際にサンプルをいただいて実物を見てから最終決定しました。

パンフレットで見た時と実物を見た時ではイメージが違ったりすることはよくあることです。あとは日光が実際にあたると色がまた違って見えます。そのあたりもしっかり確認しておくとあとで後悔がないと思います。

テンパル エルパティオを選んだ理由

それで、最終的に我が家が取り付けたのがテンパルのエルパティオです。

このテンパルのエルパティオを選んだ理由ですが、1つはオーニングの老舗でモノがしっかりしており、テント屋さんから「間違いない」という推薦をいただいたこと。

あとは機能面で角度調整ができることでした。

この角度調整と言うのが、エルパティオの特徴でして、シートを斜めに傾けるようなことができます。つまり日差しの向きにあわせて角度や向きの調整ができるということなんです。エルパティオの詳細はこのページを見ていただければわかると思います。

シート素材、色や模様はもちろん選べますし、骨子自体も色がホワイトとブラックで選ぶことができます。

エルパティオの取り付け

ということで、テンパルのエルパティオでテント屋さんに注文させていただきました。ここからはざざざっと取り付けの様子を紹介です。

▼まずは取り付けの前に現場調査ということで、テント屋さんに見に来てもらいました。ここで寸法や壁内の柱の在処の確認などなどをされるようです。基本的に見積もりの際に必ず業者さんが来られるはずなので、ここで実際の担当者さんと話をして、発注する業者さんの見極めをするといいと思います。
オーニングの取り付け模様

▼後日、取り付け日に運ばれてきたエルパティオです。それなりに大きなものです。間違いなく1人では運べないサイズと重さでした。
オーニングの取り付け模様

▼実際に取り付け時に来ていただいたのは3名です。この時点でまず素人では取り付けできるものではないですね。
オーニングの取り付け模様

▼まずはオーニングを取り付ける土台になるパーツが壁に貼付けられました。
オーニングの取り付け模様

▼そして、3人掛かりで本体が取り付けられていきます。
オーニングの取り付け模様

オーニングの取り付け模様

▼最後に、壁とエルパティオの間に雨が入らないようにゴム素材の補強材が塗られていきました。
オーニングの取り付け模様

▼じゃじゃん!取り付け完了です。たたんだ状態です。作業開始からおおよそ1時間半ほどかかりました。
オーニングの取り付け模様

▼シートを開くには専用の手回し棒があり、それを使ってまわすことで開いて行きます。回すのは特に重たくありません。女性でも楽勝で舞わせる感じです。ただ、回す回数はそれなりにぐるぐるまわさないといけません。
オーニングの手回し棒

オーニングの手回し棒 オーニングの手回し棒

▼シートの先には水平器が付いています。エルパティオは角度が変えれるので、これで水平かどうかを確認できるようになっているんですね〜
オーニング テンパル エルパティオ

▼これが実際に室内から見たエルパティオです。
オーニング テンパル エルパティオ

オーニング テンパル エルパティオ

▼こちらが実際に片方だけ角度を変えたところ、写真だと分かりずらいですが、斜めになっています。
オーニング テンパル エルパティオ

▼もちろん、単純な上下の角度調整もできます。(こちらも分かりにくいですが、かなり下まで下がってきています。)
オーニング テンパル エルパティオ

うちは2階ということもあって、外観からの写真がうまくとれず、内側からのみの写真となりますが、シートの色を壁の色と合わせたことで家の外観としても違和感のない形となり、うまくいきました。

まとめ

ということで、我が家のバルコニーに取り付けたオーニングを例に、商品選びから取り付けまでのプロセスと注意点などを書きました。

商品自体は正直どこのメーカーもしっかりしてそうで、あとは自分のニーズにあうものを選ぶだけかと思いました。

今回思った重要なポイントはやはり、取り付け業者選びです。

家に穴をあけて工事をする代物です。

下手によくない業者さんにあたると、お金は高くとられるわ、へんな取り付け方されるわ、あとのメンテナンスもないわ、といった状態になりかねません。

今回書いた通り、相見積もりをとるなかで、あの業者に頼まなくてよかった〜と思うところがあったので、強く出しましたが、お高い買い物なので、家と同じくらい気を使って業者選びするべきだと思います。

SPONSORED LINK

関連記事(広告含む)