子供の成長に父親の存在意義を考えさせれた。「子供を賢く育てる暮らし方」を読んでの感想

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子供を賢く育てる暮らし方
奥さんが「子供を賢く育てる暮らし方」という本を買っていたので自分も読みました。

この本ですが、私が愛用している手帳のプロデューサーでもある隂山先生が書かれた本でもあります。

読みやすく、読み応えもあった本でした。

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目次

規則正しい生活習慣を作るための空間作り、暮らし方

隂山先生が説かれているのは、一言でいうと、規則正しい生活習慣です。

子供の勉強や自立など、すべてのベースとなるのも生活習慣であり、その生活習慣を作る、もしくは手助けするための空間作り、暮らし方について、本書はまとめられていました。

空間作りについては、間取りがこうあればOKという端的な話ではなく、重要なのは、その空間を利用した家族でのコミュニケーション、生活スタイルだということです。

その生活スタイルを作りやすくするための理想な間取りが参考までに紹介されています。

家を建てる前なんかには参考になるんじゃないでしょうか。

子どもを賢く育てる「家族」

私は父親なわけですが、父親の立場から、読み応えがあったのは、第3章の子どもを賢く育てる「家族」という章です。

ここでは、現在の日本の象徴になってしまっている父親が家にいない(仕事で帰ってこない)状況を皮切りに父親の役割や考えるべきことが書かれています。

ご想像のとおり、理想は父親も家に早く帰って子どもとコミュニケーションをとろう!ということなんですが、そんなことはみんな分かってるわけで、それをやりましょう!という端的なことは書かれていません。

どちらかというと、普段からその点を忘れずに意識することだと言われています。

「父親は家族のために時間を割いているかどうか考える」

という、フレーズが出てくるんですが、あらためて自分の頭に焼き付けられた気がします。

さいごに

自分はこの本で言う、いわゆる典型的な日本の父親になります。

仕事が夜遅くまであり、家に帰ってこないということです。

じゃあこれをどうにかしようとしてもなかなかすぐにできるものじゃないのは同じような境遇の方なら分かるとおり思います。

仕事が嫌なのであれば環境を変えれば(転職や独立など)いいんですが、仕事もおもしろく、上に上がって行きたい状況であれば、仕事をほったらかしにするわけには行きません。(男なら仕事に情熱を注ぐのは当たり前で、それはそれで大切なことです。)

結局は今の状況を踏まえて、家族のことを意識しながら、工夫し、バランスよくこなしていくことなのかなと。

やはり、「ワーライフバランス」を器用にやっていくしかないんだと感じています。

自分は今の状況を踏まえて、ひとつ大きな工夫をした点があります。

それが会社の近くに住むということでした。

今は会社から自転車で10分かからないところに家があるんですが、昼食はほぼ必ず自宅に帰ってとっているのと、夜遅くなる時はできるだけ晩御飯を家族と食べれるように一度家に帰るということをしています。

これから子どもが大きくなるにつれて、子どもの成長に家族というものが大きな影響を与えると思っています。

「父親は家族のために時間を割いているかどうか考える」が頭から抜けてしまわないようにやっていけたらと思います。

2010年初版の本でしたが、十分ためになる本でした。

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