お弁当のないサラリーマンの昼食は、外食になる方も多いはず。
ランチでいろんなお店に行けるのもひとつの楽しみではありますが、毎回、どこに行くか迷うという点もでてきます。
特に一人でランチすることが多いなら、毎回行きつけのお店があったほうが楽というのが一般的なサラリーマンの考えになってくるんじゃないでしょうか。
私もめんどくさがりなので、行きつけを作っちゃいたいタイプです。
そんな中、岡山のローカル放送でも紹介されていた岡山市内にある「ともえ食堂」という食堂が、ものすごく味が出ていて私好みだったので、これは行ってみたいということで行ってきました。
目次
岡山市内の路地裏にある昭和を感じるレトロ食堂
この「ともえ食堂」ですが、場所は岡山駅からは少し離れているのですが、市役所筋から少し入った路地裏に静かにたたずんでいます。
普通に道を歩いていても分からないほどの細い裏路地にあるので、ほんとに見つけにくいです。
そして、お店の外観が上の写真です。正直、何も情報を知らなかったら、まず入らない。笑
この中にサラリーマンの聖地とも言える食堂があるとは思いません。笑
名物おばちゃんひとりで切り盛りするアットホームな温かい食堂
中に入ると、想像通り、サラリーマンのおっちゃん達で賑わってました。
昭和を感じさせる店内
店内は決して広くなく、小さな居酒屋という感じでカウンター席と、4人掛けの席が2テーブルあるだけです。
決して清潔感があるとは言えませんが、イメージとしては「おばあちゃんの家の台所」と言えば伝わるでしょうか。
おかんと呼びたくなるおばちゃん
そして、テレビでも紹介されていましたが、このお店はおばちゃん一人で切り盛りしています。
テレビでも紹介されていたとおり、このおばちゃんがものすごくアットホーム感があり、親しみのでるおばちゃんでした。
私も初めて入るなり、「お茶碗はどれにするん?」とコテコテの岡山弁で聞かれ、「お茶碗?」と言うと「ご飯のことよ〜」と早速、会話が始まりました。
「ご飯は中で」と答えると、「小でも多いよ、ええん?」とまるで、実家のおかんと話しているような感覚です。
「じゃあ小で。」と小にしたんですが、確かに小でも、普通のお店の中はある量でした。
お客さんとの信頼関係で成り立つセルフサービス
そして、ご飯を頼んだあとは、すかさず、「味噌汁はいるん?」と質問です。
「はい」と答えると、「ほんなら、あとは好きなお皿とって食べて〜よ〜」と。
メインとなるおかずはカウンターに設置されたガラス戸棚に数種類用意されていて、好きなものをチョイスするセルフスタイルになっています。
あとは漬物や梅干し、サラダは取り放題となっていて、自分で小皿に盛りつけます。
ご飯や味噌汁もおばちゃんがカウンターに出してくれたら、自分で取りに行きます。
そして、食べ終わったら、みなさん、自分の食器を重ねておばちゃんがカウンターから取れる場所に置きます。
びっくりしたのは最後のお会計もセルフスタイルというところです。
自分で金額を計算して、お釣りがある場合はお釣りの金額をおばちゃんに伝えます。
おばちゃんは言われたとおりにお釣りを持っていきます。
すべては一人で切り盛りするおばちゃんに少しでも負担をかけないようにするために、やっているんです。
すばらしいですね。まさにお客さんとの信頼関係で成り立っている形です。商売の真髄を感じました。
お店がガヤガヤしている中で、来ているお客さん全員が助けあって回している感があるからなおさら温かさを感じました。
健康的な手作りメニュー
そして、メニューですが、魚の塩焼きや、煮物系、天ぷら、フライ系と、すべておばちゃんが手作りしたおふくろの味を感じれる健康的なメニューばかり。
▼こちらは茄子と豚肉の炒めものだったかな。こんな感じです。
量もサラリーマン向けにカッツリあります。
味噌汁ももちろん手作りで具たくさん、美味しかったです!
おかずは少し冷えているので、お好みに合わせて電子レンジで温めもできます。(もちろんセルフで)
ちなみに上記のメニューだと、
ご飯小 150円
味噌汁 100円
おかず 390円
で合計640円です。
安いですよね。
さいごに
ということで、テレビでキャッチした「ともえ食堂」に行ってみましたが、一発で気に入ってしまいました。
会社から行ける距離なので、常連客になりそうです。
先日も食事終わりに最後のお茶をゆっくり飲んでいたら、「はい、これおやつに食べられ」とおせんべいをくれました。
そして、お店を出るときには「いってらっしゃ〜い」と午後からの仕事を頑張れる一言で送り出してくれます。
いや〜これですね!ここにサラリーマンのおっちゃんが集う理由は。
まさに岡山のサラリーマンの聖地と言ってもいい場所だと思いました。